中学生・高校生の年代から始める矯正歯科治療について
中学生・高校生の年代は、矯正歯科治療に適した時期でもあります。
永久歯列の矯正治療を始めるのに最適なタイミングは、中高生期です。
この時期は成長が活発で、歯を支える歯周組織へのダメージが少なく、歯の移動もスムーズに行えるため、治療期間が短縮されることが多いです。したがって、思春期は永久歯列の矯正治療にとって理想的な時期と言えます。
高瀬矯正歯科では、ライフスタイルに応じて、常に最適な選択を追求しながら、中高生の矯正治療をしっかりとサポートしています。
中学生・高校生の年代から始める矯正歯科治療のメリット&デメリット
メリット
- 骨や歯の組織が柔軟な為、歯の移動が比較的にスムーズに行うことができ、治療期間も短期間で終えることが期待できます。(※個人差はあります)
- 抜歯をせずに歯並びを矯正できる可能性が高くなります。
- 矯正歯科治療に伴う副作用が起こりにくい。
- 治療を早めに終了させることで、将来のライフスタイルに影響を与えにくくなる。
- 虫歯になるリスクを軽減できる。
など。
デメリット
- 個人差はありますがワイヤー矯正などのブラケット装置を使用する場合は、痛みや不快感を感じる場合があります。
- 定期的な通院が必要となる為、部活動や習い事などのスケジュール調整が必要となる。
- 装置に慣れるまでは、普段の生活に制限が生じる可能性があります。
など。
中学生・高校生に対応する主な矯正歯科装置の種類について
ワイヤー矯正
歯の表面にブラケットという装置を取り付け、そのブラケットに通したワイヤーの力で歯を動かしていきます。この方法は「マルチブラケット」や「表側矯正」としても知られています。現在の矯正装置の中でも最も古い歴史を持ち、多くの実績があり、確実に歯を移動させることが可能です。
また、白いセラミックブラケットやホワイトワイヤーを使用することで、装置も目立たずに治療を進行することが可能となります。
舌側矯正
ブラケットとワイヤーを歯の裏側、つまり舌側に装着します。そのため、口を開けたり笑ったりしても装置が見えません。装置の取り付けには、上下両方を裏側に装着する「フルリンガル」と、上は裏側、下は表側に装着する「ハーフリンガル」があります。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)
透明で薄いマウスピース型の矯正装置を使用し、1〜2週間ごとに交換しながら歯を移動させます。この装置は目立ちにくく、快適な着用感が特徴です。また、食事や歯磨きの際に取り外せるため、食べ物が装置に詰まったり、歯磨きが難しくなることもありません。
当院が推奨する矯正歯科医院の選び方
現在、多くの歯科医院が矯正治療を提供していますが、どの歯医者を選ぶべきか悩む方も多いでしょう。矯正治療を受ける際に歯科医院を選ぶための重要なポイントを紹介します。
矯正歯科専門であるか
矯正歯科では、ワイヤー矯正やマウスピース矯正など、専門的な技術を持つスタッフとともに治療を行っています。また、多様な症状に対応し、豊富な症例を持っているため、予期しない症状の変化にも柔軟に対応できます。
矯正歯科の治療技術が高い歯科医師が在籍しているか
歯科矯正では、目先の一本の歯だけでなく、全ての歯や上下の咬み合わせを考慮した治療が重要です。全体を把握しながら、一本一本の歯を動かすための高度な技術が求められます。当院の院長は日本矯正歯科学会の認定医であり、豊富な経験と最新の知識を基にした高度な技術を持っています。
複数の矯正歯科装置を取り扱い、選択肢が豊富かどうか
複数の矯正装置を取り扱うことで、装置を組み合わせた「自由度の高い治療」が可能になります。また、さまざまな装置を比較することで「自分に合った装置」を見つけることができます。一方、ワイヤー矯正やインビザラインだけを扱っている歯科医院では、たとえ歯科医師にその意図がなくても、どうしても取り扱っている装置を勧める傾向があります。さらに、患者様も他の装置を選んだ際のメリットやデメリットを十分に理解できないことが多いです。
矯正歯科治療にかかる「期間」・「費用」を明確に提示してくれるかどうか
他の治療と同様に、治療にかかる期間の目安や明確な費用を提示することは、インフォームドコンセントの基本です。こうした情報を曖昧にしたまま治療を進める歯科医院では、その後に患者様の不満やトラブルが発生するリスクが高まります。
親身に相談にのってくれる環境かどうか
治療を始める前に十分に納得していても、不安や疑問が生じることはあるでしょう。その際、歯科医師やスタッフが親身になって相談に応じてくれるかどうかは、安心して治療を続けるために非常に重要です。初診時に気になる点は積極的に質問し、しっかりと答えてもらえるか確認しておくと良いでしょう。当院では、歯科衛生士も矯正に関する豊富な経験と知識を持っていますので、院長に直接聞きづらいことがあれば、ぜひ歯科衛生士にお尋ねください。
万が一の治療中のトラブルに対応してくれるかどうか
予定より歯の動きが遅れたり、装置が外れたり壊れたり、虫歯ができるなど、治療中にトラブルが発生した場合、適切に対応して軌道修正を行ってくれる歯科医院であることが重要です。トラブルが発生しないのが理想ですが、治療にはゼロリスクということはありません。初診相談の際に「このような場合はどう対応しますか?」と尋ねてみるのも良いでしょう。
矯正歯科の治療にかかる期間と費用の目安
期間 | 料金(税込) | |
---|---|---|
ワイヤー矯正 | 平均2〜3年 | 715,000円~ |
舌側矯正(リンガル矯正) | 平均1〜3年 | 715,000円~ |
マウスピース型矯正装置(インビザライン) | 平均2〜3年 | 880,000円~ |